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  <title>遥かなる空</title>
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  <description>二次創作およびオリジナル小説（幕末～太平洋戦争と、ロマンス）や、歴史に関することなどのブログ</description>
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    <item>
    <title>古風な物語・第１章</title>
    <description>
    <![CDATA[<p><br />
夏のある日、いつもの通りヘスペリアは、休み無く働いた。ここのところ、用心棒の仕事が少なく、稼ぎが少なくなっていた。それを取り返すかのように、彼女は昼寝の間も荷造りの仕事を引き受けた。そのためバザールが終わる頃には、彼女はぐったりと疲れていた。<br />
&nbsp;<br />
「働き過ぎだ。体をこわすよ。」デキウスが、軽食を渡しながら注意した。</p>
<p>「大丈夫よ。それより、また、ラテン語を教えて。」</p>
<p>パンをほおばりながら彼女が頼んでいる。青年は快く応じてくれた。ラテン語で話すとき、彼女はあたかもローマにいるような気持ちになるのだった。よそ者を比較的にせよ受け入れてくれるという噂から、ローマというポリスが、彼女にとっての希望となっていた。 <br />
&nbsp;</p><br /><a href="http://harukanaru.blog.shinobi.jp/%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E2%85%B1%E3%83%BB%E5%8F%A4%E9%A2%A8%E3%81%AA%E7%89%A9%E8%AA%9E/%E5%8F%A4%E9%A2%A8%E3%81%AA%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%83%BB%E7%AC%AC%EF%BC%91%E7%AB%A0" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>ロマンス小説Ⅱ・古風な物語</category>
    <link>http://harukanaru.blog.shinobi.jp/%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E2%85%B1%E3%83%BB%E5%8F%A4%E9%A2%A8%E3%81%AA%E7%89%A9%E8%AA%9E/%E5%8F%A4%E9%A2%A8%E3%81%AA%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%83%BB%E7%AC%AC%EF%BC%91%E7%AB%A0</link>
    <pubDate>Sun, 20 Dec 2009 09:18:26 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>古風な物語・プロローグ</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
地中海の主人公がギリシャから他国へ移っていった頃の物語である。<br />
<br />
アテネにほど近い所にミネアという小ポリスがあった。ギリシャの多くのポリスと同じように海運で栄え、バザール（市場）では多くの<ruby><rb></rb>異邦人<rp>（</rp><rt>バルバロイ</rt><rp>）</rp></ruby>相手の商店が建ち並び、ポリスの盛況を支えている。自由と民主主義、これをミネアの市民達も謳歌している。<br />
<br />
そのミネアの町中でのことだ。 <br />
<br />
「自由と民主主義か、ご都合の良いこと・・・」 <br />
<br />
バザールを散策するミネアの市民達のなかで、一人不穏な呟きをするものがいる。すらりとした姿のまだ若い女だ。日焼けした肌に艶やかな黒髪を腰まで垂らし、思わず振り返るほど整った顔立ちの娘である。身につけているのは着古したキトンであったが、それがかえって、その娘の美しさを際だたせていた。 <br />
<br /><br /><a href="http://harukanaru.blog.shinobi.jp/%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E2%85%B1%E3%83%BB%E5%8F%A4%E9%A2%A8%E3%81%AA%E7%89%A9%E8%AA%9E/%E5%8F%A4%E9%A2%A8%E3%81%AA%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>ロマンス小説Ⅱ・古風な物語</category>
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    <pubDate>Sun, 20 Dec 2009 09:08:46 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>海ゆくとき　　エピローグ</title>
    <description>
    <![CDATA[第二次大戦後、アジア諸国では独立の気運が高まった。ベトナムでも、ホー・チ・ミン率いるベトナム民主共和国軍は、宗主国フランスとの戦いに勝ち抜き、ここに民族の悲願であったベトナム民主共和国の独立を果たした。しかし、ドミノ理論を恐れるアメリカは、ベトナムを北緯１７度線で南北に分割し、傀儡政権であるベトナム共和国（南ベトナム）を樹立させた。ここに、アメリカのベトナムへの介入が本格化する。<br />
<br /><br /><a href="http://harukanaru.blog.shinobi.jp/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%83%BB%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E7%B7%A8/%E6%B5%B7%E3%82%86%E3%81%8F%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%80%80%E3%80%80%E3%82%A8%E3%83%94%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B0" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
    </description>
    <category>太平洋戦争・海軍編</category>
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    <pubDate>Fri, 21 Aug 2009 11:45:04 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>海ゆくとき　　第８章</title>
    <description>
    <![CDATA[昭和三八年。<br />
<br />
東京オリンピックを翌年に控え、東京は高度経済成長のまっただ中にあった。集団就職列車で、田舎から若者達が首都に向かい、東京の発展を手助けした。ここ、Ｙ村では、相変わらず昔ながらの暮らしが続いていたが、高度経済成長の槌音は、この村にも密かに、しかし確実に響いてきたのだった。<br />
<br />
村に戻った一平は、その後風のように暮らした。降るようにあった縁談も全て断り、一時は捕鯨船に乗ったこともあったが、五助とともに小舟で漁をすることが多かった。そんな一平を村人は好奇の目で見つめた。しかし、一平は一切意に介さず、静かに日々を送っていった。<br />
<br /><br /><a href="http://harukanaru.blog.shinobi.jp/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%83%BB%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E7%B7%A8/%E6%B5%B7%E3%82%86%E3%81%8F%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%80%80%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%98%E7%AB%A0" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>太平洋戦争・海軍編</category>
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    <pubDate>Fri, 21 Aug 2009 11:42:48 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>海ゆくとき　　第７章</title>
    <description>
    <![CDATA[船は三月の初めに東京港に着いた。東京は廃墟と化していた。あの瀟洒な町並みはかけらもなく、一面の焼け野原に汚らしいバラックが点在している。ゴミの饐えた匂いと空襲で焼かれた家屋の匂いが混ざり、異様な臭気が立ちこめている。街そのものの死臭というものがあるとすれば、この匂いがそうなのかも知れない。呆然と見つめながら、一平はふと思った。<br />
<br />
「東京は丸焼けだ。これでは、砂知川さんのご家族がどこにいるのか・・・」五助が当惑したようにつぶやいた。<br />
<br />
「菩提寺が住所の近くにあるはずだ。そこで聞けば、何か手がかりがあるだろう。」<br />
<br />
二人の姿をぼろを着た子供が一瞥すると、そそくさと去っていった。その子に声をかけるものは誰もいなかった。出会う大人達も痩せて顔色が悪く、自分が生きるのに精一杯のようであった。戦災孤児か。一平は思う。負けるというのはこういう事か。我々は国のために戦った。その結果がこれなのか。二人は、押し黙ったまま通りを歩いた。<br /><br /><a href="http://harukanaru.blog.shinobi.jp/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%83%BB%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E7%B7%A8/%E6%B5%B7%E3%82%86%E3%81%8F%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%80%80%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%97%E7%AB%A0" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>太平洋戦争・海軍編</category>
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    <pubDate>Sat, 08 Aug 2009 09:23:12 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>海ゆくとき　　第６章</title>
    <description>
    <![CDATA[海軍の投降兵達は、海兵隊の収容所に護送され、捕虜生活が始まった。幸いにも指揮官ハミルトン中尉は、捕虜に対し人道的な扱いを命じた。米軍は、彼らに塹壕掘りや道路の整備を行わせたが、三度の食事もきちんと与えられ、傷病兵に対する扱いも十分なものだった。五助達マラリアに罹った兵士にはキニーネが与えられ、快方に向かっている。兵士達は友軍の基地にいるときよりも血色も良く、動作もきびきびとしてきた。<br />
<br />
「我々は、どうなるんですか？」ある日、五助が不安げに訪ねた。「ずいぶん、良い待遇です。しかし、後でひどい目に遭わされるんじゃ無いでしょうか？」<br />
<br />
「そんなことはあるまい。ジュネーブ条約ってものがある。アメリカさんはそれを守る気だろうよ。問題はその後、日本に帰ってからだ。」一平は言った。<br /><br /><a href="http://harukanaru.blog.shinobi.jp/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%83%BB%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E7%B7%A8/%E6%B5%B7%E3%82%86%E3%81%8F%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%80%80%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%96%E7%AB%A0" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>太平洋戦争・海軍編</category>
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    <pubDate>Sat, 08 Aug 2009 09:21:29 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>海ゆくとき　　第５章</title>
    <description>
    <![CDATA[<div id="subtitle"><br />
二週間近い漂流の後、一平達は奇跡的に、駆逐艦に救出された。彼らはＦ島の海軍基地に搬送された。ここで、一平に特務大尉への昇進が伝えられた。<br />
<br />
「吉崎特務大尉。ご昇進おめでとうございます。」<br />
<br />
坂口兵曹長にそう言われ、一平は苦笑している。何が特務大尉だろうか。聯合艦隊には、乗れる艦はもう殆ど残っていない。乗る艦もなく、何処が海軍なのだろうか。<br />
<br />
「まさに陸に上がったカッパだな。」一平は兵曹長にぼやいた。「こんな事なら、航空兵にでもなっておくんだった。」<br />
<br />
「飛んでいるのは、敵機ばかりですよ。」坂口兵曹長が、慰めた。<br />
<br />
あの海戦で、空母機動部隊は全滅した。大和は健在だったが、航空戦力が壊滅している以上、あの戦艦も持てる力を発揮できるとは思えない。また、警戒警報が発令された。守備隊は、高射砲を撃っている。敵は悠々と旋回し、四方に爆弾を投下した。こちらに戦闘機が無いことをよく知っているのだろう。一平は塹壕から空を見上げた。<br />
<br />
&nbsp;</div><br /><a href="http://harukanaru.blog.shinobi.jp/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%83%BB%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E7%B7%A8/%E6%B5%B7%E3%82%86%E3%81%8F%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%80%80%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%95%E7%AB%A0" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>太平洋戦争・海軍編</category>
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    <pubDate>Fri, 24 Jul 2009 14:44:12 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>海ゆくとき　　第４章</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
　戦局を挽回するため、第一機動艦隊司令長官・小沢中将は、アウトレンジ戦法により、米機動部隊との決着をつけようとはかった。これは、数の上で劣勢な聯合艦隊が、零戦・彗星の航続距離を利用し、米軍機の行動範囲外から敵艦隊に攻撃を加える、まさに必殺の戦法であったのである。一平や坂口兵曹長が考えたように、零戦の機能をフルに生かせる作戦であった。しかし、米太平洋艦隊は、その時既に、零戦に対抗する新鋭戦闘機、グラマンＦ６Ｆヘルキャットの大編隊の編制を終了し、さらに、２００ｋｍ手前から敵の位置を正確に把握できるよう、高性能の<ruby><rb></rb>電波探知機<rp>（</rp><rt><font size="1">レーダー</font></rt><rp>）</rp></ruby>を戦艦・駆逐艦・航空機に装備させていた。いわば、聯合艦隊の行動は敵に筒抜けであったのである。 <br />
<br />
敵機来襲の報を受け、ただちに米艦隊は、Ｆ６Ｆヘルキャット４５０機を発進させた。さらに電波誘導システムで、Ｆ６Ｆを零戦の真上まで正確に誘導したのである。 <br />
<br />
<br />
目立った妨害もなく、第一次攻撃隊は西進した。攻撃目標まで後わずか、突如、上空より敵の大編隊が襲いかかった。急降下する敵をかわすべく、操縦桿を引くも、凍り付いたように動かない。止まったように見える零戦に対し、Ｆ６Ｆヘルキャットの１２．７ｍｍ機銃が火を噴いた。防弾装甲の薄い零戦では、機銃掃射さればひとたまりもない。次々と爆発、操縦士ごと洋上に砕け散った。後にＭ海のターキー・ショット（七面鳥うち）と嘲笑された大惨敗である。 <br />
<br />
Ｆ６Ｆの攻撃を免れた零戦はわずかである。彼らは果敢にも米艦隊に対し攻撃を仕掛けた。しかし、待ち受けていたのは凄まじいまでの対空砲火であった。米軍の砲弾は、命中せずとも爆発し破片を四方に散乱させ、零戦を爆発炎上させる。何事が起こったのか理解する間もなく、若い操縦士達は南太平洋上に散華した。彼らを打ち落としたのが、新兵器・ＶＴ信管搭載の対空砲弾だったのである。 <br />
<br />
零戦の優れた格闘性能・速力、その恐ろしさを身にしみて知っていた米国は、総力を挙げて新兵器を開発した。一つがＦ６Ｆヘルキャットであり、もう一つがＶＴ信管だったのである。このＶＴ信管開発には、マンハッタン計画に匹敵する予算が組まれたという。まさに、金田一等水兵の分析の通り、「経済力」であった。 <br />
<br />
第二次攻撃隊六五機もなすすべもなく、Ｆ６ＦとＶＴ信管の餌食になった。もはや、聯合艦隊を守ってくれる航空戦力は無いも同然である。着艦したパイロット達を休ませると、米太平洋艦隊はゆっくりと進撃を始めた。 <br />
<br />
目標、日本海軍、第一機動艦隊・第一航空戦隊。一平達の乗る戦艦・厳島が護衛する空母艦隊にねらいを定めたのである。 <br />
<br /><br /><a href="http://harukanaru.blog.shinobi.jp/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%83%BB%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E7%B7%A8/%E6%B5%B7%E3%82%86%E3%81%8F%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%80%80%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%94%E7%AB%A0" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>太平洋戦争・海軍編</category>
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    <pubDate>Fri, 10 Jul 2009 12:26:56 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>海ゆくとき　　第３章</title>
    <description>
    <![CDATA[戦艦・厳島は、太平洋上を南下している。赤道近くになるにつれ、海は次第に凪いできている。熱帯特有の青く澄んだ海が美しい。珊瑚礁の近くは海の色がエメラルドグリーンに変わっている。青く澄んだ海と空を染めながら、今日も水平線に夕日が沈んでいく。この海で戦争が行われているのが信じられないほど、美しく、また長閑な風景である。<br />
<br />
しかし、五助の心は晴れなかった。出撃前に聞いた「日本は負ける」という一平の言葉が耳にこびりついている。なぜあのようなことを言ったのか。若い一等水兵には解らなかった。ミッドウェー海戦の惨敗は伏せられていたから、戦況の実態は一兵卒の知るところではなかった。顔色の冴えない五助を心配して、自由時間に砂知川と金田が医務室へ行くよう声をかけた。医務室に行っても治るはずもない。五助が断ると、砂知川がのんびりと言った。<br /><br /><a href="http://harukanaru.blog.shinobi.jp/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%83%BB%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E7%B7%A8/%E6%B5%B7%E3%82%86%E3%81%8F%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%80%80%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%93%E7%AB%A0" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>太平洋戦争・海軍編</category>
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    <pubDate>Fri, 10 Jul 2009 12:24:56 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>海ゆくとき　　第２章</title>
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    <![CDATA[案ずるより産むが易し・・・戦艦「厳島」艦長・小西大佐の方針のためか、厳島では噂のようなケツバット制裁は行われてはいなかった。そのことは、五助こと、中村一等水兵を安堵せしめた。しかし、野蛮きわまる制裁がゼロというわけではもちろん無い。海兵団程度に手加減をしてくれただけであって、ビンタ・鉄拳・ケツバットの三点セットは、ここ厳島でも健在であったのである。制裁が、完全になくなるのは、航海中だけであった。かくて兵士達は、一日千秋の想いで、出撃命令を待つことになる。<br /><br /><a href="http://harukanaru.blog.shinobi.jp/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%83%BB%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E7%B7%A8/%E6%B5%B7%E3%82%86%E3%81%8F%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%80%80%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%92%E7%AB%A0" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>太平洋戦争・海軍編</category>
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    <pubDate>Sun, 21 Jun 2009 05:28:50 GMT</pubDate>
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